圧縮されたファイルもしくはファイル群を元に戻す行為は「展開」、もしくは伸張」や「抽出」という言葉を使いますが、「解凍ソフト」や「解凍」という言葉もあります。「解凍」も「展開」もまったく同じ意味合いで使います。
「解凍」という言葉は、パソコン通信などで使われていたLHA(LZH)の展開を意味する用語で、1ツールの村言葉でしたので、インターネット/UNIX関連や専門誌・書籍などでは使われることのなかったのですが、日本ではLZH形式の圧縮がデファクトスタンダードだった時期があり、さまざまなコンテンツやサイトが増えるにしたがって一般によく使われるようになっています。
7-Zipの機能用語としては、Windowsの用語規則と同様に、
「圧縮」 <-> 「展開」
という表記になっていますが、解凍と同じ意味になります。
tar.gz形式やtar.bz2形式は、tar形式で複数のファイルが単純に1つのファイルにまとめられ、その1つになった~.tarファイルをgz形式やbzip2(bz2)形式で圧縮したファイルになります。ですのでこれらのファイルを元に戻す行為は、圧縮されたものを元のサイズに伸張し、1つにまとめられたものを展開するという意味で、伸張・展開と表現することがあります。
7-Zip内の用語では、伸張・展開という表現は使わずに単に「展開」という表現を使っています。
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